キリマンジャロという名前のコーヒー聞いたことありますよね?
山の名前では?と思う人もいると思います。
コーヒーの場合はタンザニアで生産されたアラビカ種のコーヒーを言います。
細かい話をすると、ブコバ地区でとれるものは該当しません。
なんか細かいなw
このあたりは後ほど出てくる「特定銘柄」で詳しく説明いたします。
コーヒー生産国 タンザニア
いやいや、タンザニアってどこにある国?
きっとコーヒーベルト(赤道を挟む南北約25度の地域)にはあると思うけど・・・
答えは、ちょうどケニアの南に隣接する国です。
コーヒーの生産量としては、世界11位でおよそ1000~1200千袋です。
ちなみに、コーヒーの単位には「千袋=60kg」が使われます。
ケニアは650~850千袋で、世界12位です。
このあたりのコーヒーはしっかりとした酸味とコクがあります。フルーティーと表現されることもある特徴的なコーヒーです。
以前の私は、酸味の強いコーヒーは苦手でしたが、最近は楽しめるようになりました。知識があって飲むと、味の感じ方が変わるのでしょうか・・・?
コーヒーには格付けがある
さて、本題の「AA」ですがこれは豆の格付けを示しています。
スクリーンサイズ、いわば豆の大きさの単位に基づいた格付けです。
1スクリーンは1/64インチ、だいたい0.4mmくらいです。
ブラジル式の1/64インチを基準にしたふるいが世界標準になっています。
大きければよいの?という話ですが、考え方としては、
「完熟した実からとれるコーヒー豆ほど大きい!!」
ということで、グレードが高くなるんだとか。。。
スクリーンサイズ
- S-18以上 「AA」
- S-15~S-17 「AB」
という格付けなので、AAがついてるということはハイグレードですね!!
AAがついてれば、良い味が期待できる!って感じかな!
格付けも様々
実は、格付け方法は国際的に統一されてはおらず、各生産国、地域の独自に行なっているものなのです。代表的なものは以下の3つ!!
- 標高・・・高いほうが高い格付け
- 欠点豆の数・・・少ないほうが高い格付け
- スクリーン・・・大きいほど高い格付け(前述のやつ)
「標高」の考え方ですが、標高が高い地域では昼夜の寒暖のが大きいです。これにより、コーヒーの実がゆるやかに熟していくため、品質が高いものになる!!のだとか。
「欠点豆の数」の考え方ですが、少ないほどよい!!わかりやすいですね(笑)
やっぱり、欠点豆が混ざっていると味に影響が出ます。生豆300g中の欠点豆の個数でグレードが決まります。個人的には、この「欠点豆」による格付けが一番しっくりきますね(^^)
「AA」のように、グレード表記の意味がわかると、良い品質のコーヒーを買ったり、メニューを見たときに注文できるようになります!!
特定銘柄
よく高級豆として耳にするブルーマウンテンとは、ジャマイカのブルーマウンテン地域で取れたアラビカ豆を指します。こういった「ブルーマウンテン」「キリマンジャロ」など名称をつけるために必要なルールがあります。これを特定銘柄と言うんです!
特定銘柄とは全日本コーヒー公正取引協議会が認定のルールを作っています。
誇張した広告で一般消費者が不利益を被らないようにしている訳です。
~ジャマイカ ブルーマウンテン系~
「ブルーマウンテン」:ジャマイカのブルーマウンテン地域
「ハイマウンテン」:ジャマイカのハイマウンテン地域
「ジャマイカ」:ジャマイカで生産され、上記以外のもの
~アフリカ周辺~
「モカマタリ」:イエメン
「モカハラー」:エチオピアのハラー地区
「キリマンジャロ」:タンザニア(ブコバ地区を除く)
~インドネシア4セット~
「トラジャ」:インドネシアのスラウェシ島トラジャ地域
「カロシ」:インドネシアのスウェシ島カロシ地域
「ガヨウマウンテン」:インドネシアのスマトラ島タケンゴン地域
「マンデリン」:インドネシアの北スマトラ州とアチェ州の地域
~その他~
「グアテマラアンティグア」グアテマラのアンティグア地域
「クリスタルマウンテン」キューバの輸出規格に基づく
「コロンビアスプレモ」コロンビアの輸出規格に基づく”スプレモ”
「ハワイコナ」ハワイ州南コナ地区および北コナ地区
ハワイコナを初めて飲んだ時は、「豆産地で全然味がちがーうと」感動したよ!
特定銘柄をお店で見つけたら、色々飲んでみると楽しいですよ!
【おしまい】
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